Akita University Lecture Building
/ 秋田大学国際資源学部講義棟 (基本計画)
秋田大学に新たに設立された、国際資源学部のための講義室(150席)をメインに実験室3室を付属させた建物の基本計画。
消えゆく・・・・・建築
建築のアイデンティティーを表すのに、理想形は、建物の物質性は無くなってよい、そこでいとなまれる『行為』 そのものが建物の存在性になっていくようなものがつくりたい!
講義室内が透けて見えるガラスファサードをキャンパス正門へと繋がるアプローチ道路に向け、外部からいつでも講義風景が一望出来る建物配置とする。このガラス面上部にはステンレスフレームに蔦を纏わせたグリーンパーゴラ(蔦庇)を設け、夏期の日射による熱不可の軽減や、西日による眩しさの制御等、学習環境の向上を図る。
グリーンパーゴラから伸びる蔦は、
年月とともに、建物を侵食し、
徐々に、建物の外形線を希薄にし、
やがて、建物の物質性を消し去る。
最終的に、『学びの行為』だけが外部に抽出され、それ自体がこの建築の存在性・・・・となっていきます。
Akita University Lecture Building / 秋田大学国際資源学部講義棟(基本計画) |
用途 | : | 大学 |
所在地 | : | 秋田県秋田市 |
構造 | : | RC造 2階建 |
敷地面積 | : | 120,674.23㎡ |
建築面積 | : | 460.61㎡ |
延床面積 | : | 672.28㎡ |